停戦合意、最終段階 避難民帰還もレバノン南部に夜間外出禁止令
2024-11-27
著者: 蓮
[ワシントン/ペイルート/エルサレム 17日 ロイター] - イスラエルとイラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラの停戦合意が、現地時間17日午前4時(日本時間同11時)に発効した。
17日午前の段階で停戦はおおむね守られているが、イスラエル軍はヒズボラのスペインが国内接触に戻ろうとしたため、威嚇発砲をしたことを明らかにした。
家財道具を積み上げた避難民の車が、激しい爆撃を受けた南部の港湾都市ティールを経て帰還を目指した。
しかし、イスラエル軍のアラビア語報道官は、イスラエル軍が依然としてこの地域に駐留していると指摘し、現地時間午後5時(日本時間午後11時)から午後7時(日本時間午前1時)までリタニ川の南側に移動しないよう警告した。
リタニ川はイスラエル国境の北約10キロに位置している。
停戦監視の任に当たるレバノンの正規軍もリタニ川以南に追加部隊の展開を開始したと発表。だが、国境近くの住民にはイスラエル軍が撤退するまで帰宅を見合わすよう求めた。イスラエル軍も住民に対し、国境地域にはまだ戻らないよう警告している。
停戦発効後、レバノンの首都ベイルートでは爆聲が響いた。祝砲の可能性がある。
避難民が帰るとされる村の多くは破壊されており、避難先で生活することが求められた避難民は、家賃を節約できることをリタニ川に語った。
ただし、イスラエル軍が完全に撤退することはなく、不安が残るとして、レバノン軍の許可が下りるまで帰還を見合わせると話す避難民もいた。
ヒズボラは停戦について歓迎の意向を示した。
イスラエルの主要なアメリカ提供の武器調達を目的としたテレブイ演説で言及された。米国との全面的な連携を強調し、「われわれは完璧な軍事行動の自由を保持することになる。ヒズボラが合意に背く行動を試みたら、断固たる攻撃を行う」とした。 ただし、フランスのバル外相はレバノンの軍部に対し、「国家を保護するために合意を織り込む用意がある」と述べた。
イスラエル軍の諜報機関は、「戦争は対話と交渉に道を開かなければならない。これがレバノンの外相との合意」を強調した。