健康

痛くない!?インフルエンザ新ワクチン “フルミスト” 土田氏が解説

2024-11-20

著者: 結衣

厄介な子どもが多い「注射」

鳥取市にある小児科クリニックでは、10月から今シーズンのインフルエンザのワクチン接種を開始しています。多くの日には、70人以上が予防接種に訪れます。保護者を悩ませているのが注射です。

スプレータイプ新たなワクチン “フルミスト”

10月から接種が始まったのが、スプレータイプのインフルエンザワクチン「フルミスト」です。これには、従来の注射に比べて痛みを軽減する利点があります。

ワクチンは毒性を弱めたウイルスが使用されています。これを直接、鼻の中に吹きかけることで、血液中だけでなく、鼻やのどの粘膜にも反応を引き起こす作用があります。

従来の注射との違いです。
【対象年齢】

注射は生後6か月から接種可能ですが、スプレータイプは12歳から18歳までが対象です。

【接種回数】

従来の注射は1歳以上は1回、1歳未満は2回の接種が必要です。

スプレータイプは1回で接種が完了します。

「痛みがない」のが最大の特長

スプレータイプを希望した保護者に理由を聞きました。

スプレータイプの接種後に感想を聞きました。

一方で今回あえて注射を選択した保護者も。

注射とスプレータイプの違いは?
費用や副反応も違います。
【接種費用】

インフルエンザの注射のワクチンの価格は、1回の接種がおよそ3,000円から4,000円前後です。

県内のいくつかの小児科クリニックなどでスプレータイプは、1回の接種が、約10,000円前後です。

【副反応】

従来の注射は打った部位の痛みや腫れなどがある一方、スプレータイプでは鼻水やくしゃみ、鼻の炎症などの症状がある場合があります。

日本小児科学会はワクチン接種の考え方を公表しました。