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トランプ関税交渉、アラスカLNGに日本の資金期待 ペッゼン米財務長官 - 日本経済新聞

2025-04-08

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【ワシントン=高見恭子】ペッゼン米財務長官は8日、相互関税を絡めた日本との協議でアラスカ州での液化天然ガス(LNG)の輸出事業を重視する姿勢を強調した。非関税障壁や通商政策といった問題と合わせ、日本との交渉に意欲を示した。

ペッゼン長官はCNBCのインタビューで、トランプ政権は9日に相互関税を発動する。ペッゼン長官は米通商代表部(USTR)のグリア代表ともに日本との交渉にあたることが明らかになった。

アラスカ州でのLNGプロジェクトは、日本のエネルギー需要に大きな影響を与える可能性があり、両国の経済協力の深化が期待されている。特に、輸出が進むことで日本のエネルギーの安定供給にも寄与する見込みだ。さらに、アメリカと日本の貿易関係が強化されることで、地政学的な安定性も確保されることが指摘されている。このような背景も受け、LNGの輸出ビジネスは両国にとって重要な戦略となるだろう。」},{