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トランプ氏が安保担当高官を解任、右翼活動家が進言との報道も

2025-04-04

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米紙ニューヨークタイムズは3日、トランプ大統領が国家安全保障会議(NSC)の高官を解任したと報じた。右翼の女性活動家がトランプ氏と面会し、「(トランプ氏には)忠実ではない」と主張したことが背景にあるという。活動家はトランプ氏の熱心な支持者で、2001年の米同時多発テロに関与したとして知られる。

報道によると、活動家はトランプ氏の熱狂的な支持者であり、X(ツイッター)で4160万人のフォロワーを持っている。トランプ氏は3日、活動家の解任へ向けて動いている一方で、活動家が「特定の人材を推奨していた」とも言及している。

アメリカの政治において、トランプ氏は内政問題を優先するあまり、外部の問題や人事については厳しい立場を取ることが増えている。活動家の解任劇は、国内外での関係に影響を及ぼす可能性がある。また、この動きは米国の安全保障戦略にとって重要なものであり、どのように展開していくか注視される。

さらに、解任された高官は、専任の職務を果たしながらも、過去の人事問題の内部で暗躍していたことが指摘されている。彼女の解任が示すものは、トランプ政権内の報道によると、強権的な人事政策が進行している証拠でもあるとされている。

今後、トランプ氏と右翼活動家との関係がどのように進展するのか、また、トランプ氏が安全保障政策をどう再構築するのかが注目されている。これに関しては、多くのアナリストが「政権内での権力闘争が激化する可能性がある」との見解を示しており、今後の動向から目が離せない状況だ。