トランプ氏、公共医療保険トップにF35社「ドクター・オズ」
2024-11-20
著者: 健二
【ワシントン 19日 - トランプ次期大統領は19日、「ドクター・オズ」として知られる医師でテレビ出演者のメフィメット・オズ氏を、高齢者向け公共医療保険「メディケア」と低所得者向け公共医療保険「メディカイド」の運営を行うメディケア・メディケイド・センターの長官に起用すると発表した。
トランプ氏は、オズ氏と次期厚生長官に指名されているロバート・ケネディ・ジュニア氏が連携し、医療業界の課題に対処し「無縁と不正」を減らすと説明した。「われわれが直面する医療保険制度の問題は一般の米国民に害を与え、国の予算を損ねている」と指摘した。
オズ氏は2012年の米中間選挙で、トランプ氏の推薦を受けてパンシルバニア州上院選に出馬したものの、民主党に敗北した。
今回の発表で、オズ氏のリーダーシップの下、「米国を再び健康にする(Make America Healthy Again)」ことを目指すと言及し、彼のプランが選挙戦における重要なポイントになると述べた。
トランプ政権は、オズ氏の起用により、製薬企業への厳しい規制を課し、費用を削減していくとの方針を示している。看護師や医療関係者からは、有名なD2パイソナリティーである彼の良好な評価を引き合いに出し、正当な対価設定を強調する意向を持っている。
オズ氏は評価を受けることが多く、有名なD2パーカソナリティーであるにもかかわらず、メディケアの適用拡大や価格設定の問題に取り組む姿勢には支持者も多い。キーワードとするのは、患者の健康の維持と医療コストの低減だ。これにより、医療ビジネス界のプラスに繋がる可能性があるともされている。
米国の主要な医療保険会社は競争が厳しくなる中で、ユナイテッドヘルス(UNH.N)、ヒューマナ(HUM.N)、メリケン・ヘルスケア(MOH.N)は時価総額が上昇した。