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トランプ氏、メキシコからの輸入車に200%超の関税を課す可能性を示唆 米での販売を阻止

2024-10-15

著者: 愛子

[13日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補、トランプ氏は、メキシコから輸入される自動車に対して200%を超える関税を課す可能性があることを示唆し、これにより米国での販売を阻止する考えを表明しました。

13日に放送されたFOXニュースのインタビューで、トランプ氏は「2100であっても5100であっても構わない。彼らが1台も売れないようにする」と強調しました。トランプ氏は、米国の自動車産業を支援するための政策を推進する姿勢を明確にしています。

トランプ氏は、米国国内の自動車産業を保護すべく、輸入車やトラックに対し200%の関税を課すとする公式な提案をしたとされています。その中で、ウィスコンシン州ジョンズビルで前週開かれた集会で、この数値を倍に引き上げたということが報告されています。特に、トランプ氏は「私たちの車は欲しくない。国内ですぐに工場を設立し、何百万台もの車を米国で販売し、デトロイトを再び壊滅させることはしない」とも述べており、米国の雇用創出を第一に考えています。

トランプ氏は、FOXニュースに対し、2100という数字は一つの目安であり、その背景には米国の自動車業界を守るための強力な政策があることも強調しました。彼の発言により、米国市場におけるメキシコ製自動車の影響力が減少する可能性が示唆されています。今後、トランプ氏が実際にこれらの政策をどのように実現していくのか、注目が集まっています。