トランプ氏の新政権人事、トランプ・ジャイニア氏が強い影響力
2024-11-25
著者: 雪
[14日 速報] - トランプ次期大統領が新政権の発足に向けて関係者とワイットハウス高官の人事を進めるにあたり、自身の親族の中で長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏が最も強い影響力を発揮していることが、事情に詳しい関係者6人への取材から明らかになった。
自身への忠誠心を非常に重視するトランプ氏は、以前から身内のアドバイザーを重視してきたが、誰の声に耳を傾けるのかには変わらない。
トランプ氏の選挙キャンペーンへの資金提供者、トランプ氏と個人的に親しい人物や政治的に近い人物などによると、トランプ氏は今回、人物に関してトランプ・ジャイニア氏のアドバイスを重用しており、J・D・バンス氏を副大統領に充てたり、マイク・ポンペオ元国務長官の起用を見送りしたりした人物はトランプ・ジャイニア氏の助言を受け入れた結果であるという。
トランプ・ジャイニア氏は保守系ファンドに投資するポンチアリケータール(PCA)が、117期の議席に加わる予定だが、消費者からの1人によると今後も政治を中枢的に取り上げる自身のポッドキャストでホスト役を務め、政策に対する口を封じることはない。
一方で、トランプ氏の1期目の政権で影響力が大きかった長女のイヴァンカ氏とその夫であるジャレド・クシュナー氏はこれまでのところ大きな動きがない。クシュナー氏に近い関係者によれば、同夫婦は中東政策に関わるものの、非公式な立場になることが多いという。
さらに、最近の動きとして、トランプ氏が自らの政策についてあらかじめ明言することは少なく、日常的な判断に口を挟むことはあまりないと報じられた。これまでかつてのような強い影響力を持つアドバイザーが存在しないまま、トランプ氏が親族との関係を重視しながらどのように政権を運営していくのか、今後が注目される。
一方、トランプ氏の1期目の政権で影響力のあった長女のイヴァンカ氏は、これまでのところ大きな動きが見られない。彼女は中東政策において重要な役割を担っていたが、政治への関与が減少しているとの見方もある。