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トランプ氏、移民発言が波紋 「悪い犯罪者流入」 - 日本経済新聞

2024-10-08

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【ワシントン=共同】米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏が7日、保守系ラジオ番組で、メキシコと接する南部国境から不法移民が流入していることについて言及し、「米国に悪い犯罪者が入ってきている」と主張した。

トランプ氏は以前、不法移民の問題を取り上げ、「彼らは犯罪の温床になっている」とコメントしており、その発言が再び注目を浴びている。選挙を控えた今、彼の過激な発言は支持者の間で賛否が分かれる。トランプ氏は選挙戦の中で不法移民問題を強調し、特に凶悪犯罪と不法移住者の関連性を訴え続けている。

トランプ氏の発言に対し、多くの専門家が「不法移民=犯罪者」という印象を与えるのは誤解を生む可能性があると警鐘を鳴らしており、人権問題への配慮が求められている。また、移民問題に関する政策が今後の選挙戦の重要な争点となることは間違いなく、その影響が今後の投票行動にどのように反映されるかが注目されている。トランプ氏は一方で、自身の主張が不法移民問題の解決策になると信じていることを強調している。

このような発言は、トランプ氏自身にとって選挙に向けた戦略の一環とも考えられ、彼の支持基盤を固めるための重要な要素である。しかし、これが一般市民の意見にどのように影響を与えるかは未知数であり、政治情勢の変化に注目が必要だ。トランプ氏の発言が、果たして政策としての説得力を持つのか、また支持者の心を掴むのか、今後の展開が気になるところだ。