
U-18代表強化合宿が開始!初日から活気あふれる練習が行われる
2025-04-03
著者: 健二
4月3日、全国から集まった38名の選手たちによる「ラグサス presents 第32回 WBSC U-18野球ワールドカップ」(9月に佐賀県那珂市と佐賀市で開催)に向けたU-18代表の強化合宿が始まった。
選手たちは初日の練習を14時頃にグラウンドへ出て、前に小矢全由監督が「大きな声で返事や掛け声をしていこう」と選手たちに伝え、それに呼応するようにウオーミングアップから活気に満ちた。そこで小矢監督は「声が一番大きかったから」と、主将に小矢健太郎(健大高崎)、副将に中野大虎(大分工)を任命した。
キャッチボールや投内連携、シュートニングでは2人を中心に声が響き、その後のフリー打撃では田西誠(小矢高)らが快音を響かせた。
初日の練習を終え、小矢監督は「木製バットの持ち方が去年の選手より上手くなっていると感じました」と打者のスイング技術の向上について言及。島田直喜(埼玉栄)、中野、松陽樹(大分工)、堀田航平(広島)らがルンバにした打撃についても「良い球を打てていました」と感想を語った。
さらに、昨年指導を受けた「第13回 BFA U18アジア選手権」での経験に加え、10日で最大7試合を行うワールドカップの出場へ向け、球数制限も考慮し、その日登板しない投手を指名打者として使いたい意向を明かし、投手二刀流選手の選手への期待も持たせていた。
2日目は午前と午後に紅白戦が行われ、小矢監督が「良いところも悪いところも全部出してくれれば」と話すように、各選手がどのように持ち味を発揮するか楽しみである。
選手コメント
小矢健太郎(主将)
「(主将役命の要因について)俺なので顔を合わせるのが初めてなので、野球を通じてコミュニケーションを取れれば、そうしたら良いと思っています。明日の紅白戦は投手の良いところを引き出すなど、見られないところばかりではなく、送球やバッティングといった見えるところもどれだけアピールできるか楽しみです。」
中野大虎(副将)
「全国トッププレーヤーたちの中で、今回のW杯に向けた大会での良い集中力を保ちつつ、チームに貢献したいと思って頑張ります。良いアピールができるよう、最善を尽くします。」
なお、今合宿中の選手たちは、高校野球の現状を考え、大会に初出場することを目指して、日々の練習に励んでいる。