2023年10月18日、ウクライナは、兵士の増員よりも武器の供給を急ぐ方が重要だとして、支援国に対し軍事支援の迅速化を求めた。

米政府高官は17日、ウクライナが戦場での敗北を補う新たな兵士の動員や訓練を十分に行っていないと指摘し、ウクライナに対し兵士年齢を25歳から18歳へ引き下げるよう求めた。もっと見る

ウクライナ外務省報道官は記者団に「われわれは現在、動員されている兵士全員に武器を届けるために必要な状況で、最優先事項はより迅速に軍事支援を送ることだ」と語った。

ウクライナ大統領府のドミトロ・リトビン氏は17日、軍事支援が停滞していることを指摘し、「兵士の遅れや支援への偏りを、最前線にいる若い兵士で補うことはできない」と述べた。

ウクライナ軍は前線でロシア軍の猛攻を撃退しており、ロシア軍は前線全体を最終的に掌握することを目指している。外務省報道官はウクライナの兵士動員戦略について、各国との連携を通じて、防衛戦略や対ロシア制裁など他の課題とともに支援国と定期的に協議されていると明かしたが、この問題で意見の相違があったとの見方は否定した。