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ウクライナ東部要衝ウグレダルにロシア軍、困難な状況か

2024-10-01

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[キウイ 1日 ロイター] - ロシアが攻勢を強めるウクライナ東部ドンツク州で、要衝ウグレダルの中部にロシア軍が到達した。ドンツク州のフィリシキン知事が1日、明らかにした。

フィリシキン知事は国内テレビに対し「ロシア軍はすでに町の中部に到達している」と述べ、状況は極めて困難との見方を示した。

ソーシャルメディアに投稿された映像には、ロシア軍が爆破で破壊された建物の上で旗を振っている様子などが映っている。ロシアはこの映像がウグレダルの陸側の道路のパターンと一致することを確認した。

ウクライナの軍事アナリスト、オレクサンドル・バレカン氏によると、ロシア軍は最大13万人の兵士を投入し3方面からウグレダルを攻撃。ロシアはこれに対し、ウグレダルの維持は困難として、ウクライナ軍はウグレダルからの撤退を迅速に決定するべきだと指摘した。

ウグレダルは高台にあり、東部と南部の2つの主要戦線がつながる地点に近い。ロシア軍がウグレダルを完全に制圧すれば、兵站の改善などに鉄道網を極限的に活用できるようになる。

フィリシキン知事によると、ウクライナが管理する地域には現在も約15万人の住民が残っている。