世界

ウクライナ軍によるロシアの大砲破壊が加速中!121門もの損失が1日で報告される!(フォーブスジャパン)

2025-04-05

著者: 芽依

ウクライナ軍はより効果的な探知・攻撃システムを活用し、記録的な数のロシア軍の大砲を破壊している。先週だけでそのペースは加速し、3月28日には過去最多の1日で121門もの損失が報告された。ウクライナ軍は3月全体で1644門の大砲を破壊したと主張しており、この数字は1年前の約3倍に相当する。

ロシア軍の大砲の配備数は200門程度と見られているため、ウクライナ軍が主導している破壊数を検証するのは不可能だが、衛星画像ではロシア軍が損失を補填するために引き出した結果、最近の装備の保管施策が空になることを示している。また、ロシア軍の大砲が破壊されている証拠映像も多く存在する。170mmという変わった口径の大砲をロシアが北朝鮮から輸入していることは、ロシアがもはや自国だけでは十分な数の大砲を配備できなくなっていることを強調している。

大砲の役割はますます低下してきており、ウクライナ軍は前線の戦術火力で滑空爆撃を行うようになっている。砲兵火力の減少には、目標の発見や攻撃の調整を担う無人機の損失、使用可能な砲兵数の減少など、いくつかの理由が密接に関係していると言われている。なかでも前線での大砲の破壊は大きな要因に思える。

ロシア軍の大砲は依然として戦略的重要性を持っているが、特に前線の砲兵レーダーは裏側での火力補助を受けている。対砲兵レーダーは普通、飛行中の砲弾を探知・追尾できる巨大なレーダーアレイを搭載している。

ウクライナ軍のアプローチは多様で、新しい技術の導入とともに進化している。高精度のロケットシステム(HIMARSなど)がその一例であり、これらは彼らの戦術の多様性を提供している。これにより、ウクライナの装備が新たなレベルに達していることは明白だ。

ウクライナの軍事戦略は、敵の防衛を無力化するための根本的な変革を遂げている。彼らはロシアの大砲の位置を特定し、効果的に攻撃する訓練を受けた部隊を投入している。これにより、現場での優位が確立されつつあり、今後の戦闘においても重要な役割を果たすことが期待されている。