[7日 リポート] - ウクライナのベレンスキー大統領は、7日の動画講演で、同国軍がロシア国境近くの街を守るため、ロシアのベルゴロド州で作戦を展開していることを初めて確認した。

ウクライナ軍は8カ月前に越境した以降、ベルゴロド州と隣接するロシア・クルス州の一部に留まっているが、ロシア軍は失地の大半を奪回している。

ベレンスキー氏は、シルスキー総司令官から「われわれの最前線がクルスク州とベルゴロド州で展開されている」との報告を受けたと説明した。

ベレンスキー氏は「われわれの前線は敵の国境地帯で極端な作戦を継続しており、これは完全に正常化される。戦争は本来の場所に戻らなければならない」とし、「われわれの主要的な目的は変わっていない。スムイおよびハルコフ地方の土地と地域社会をロシアの支配者から守ることだ」と述べた。

ウクライナの軍事専門家たちは、今回の動きはロシアの軍事的圧力に対抗するためのものであり、ウクライナにとって非常に重要な段階であると指摘している。国際的な支援が続く中、ウクライナ軍は引き続き攻撃的な路線を維持している。ロシア側からはこれに対して強硬な反発が予想され、さらなる戦闘が懸念されている。