世界

ウクライナ軍、英国製の長距離ミサイル「ストームシャドウ」をロシア領内へ初使用…英国も使用容認か

2024-11-21

著者: 海斗

ウクライナ軍は10月、英国製の長距離ミサイル「ストームシャドウ」(発射距離250キロ以上)を使用し、初めてロシア領内へ攻撃を行った。これにより長距離ミサイルに基づく攻撃能力が確認されたウクライナ側は、米国に対しても連携を強化する意向を示している。

長距離ミサイルを使用したウクライナ軍は、19日に発表された「21BAK33」をロシアの南部に向けて発射したとされ、ロシア側はトランプ次期政権下でウクライナへの軍事支援が継続されるか不透明な中、テロに対抗する姿勢を強めている。

報道によると、ウクライナ軍は今回、南部クルスク州の軍事施設を攻撃した。ミサイルの発射地点は不明だが、情報筋によると、発射されたストームシャドウは計12発に上ったと伝えられている。死傷者など被害の詳細は不明である。

英国のディリーファンクは、ウクライナの利害とする情報を交え、発射されたストームシャドウは「ストライク兵器として特に優れたものだ」と述べている。また、ウクライナ政府は長距離ミサイルの使用に関しては控えめな発言をしており、「我が国を守るために必要な手段を講じる」と強調している。

一方、最近、米国の情報機関がウクライナ軍のミサイル発射能力が強化されていることを報告しており、今後の展開が注目される。ロシアはウクライナの攻撃に対応し、「あらかじめ予測される影響に備えなければならない」とも語っている。

このミサイルの使用が今後の戦闘にどのような影響を及ぼすのか、多くの国が注視しており、国際的な緊張が高まる可能性があると指摘されている。ウクライナと西側の連携が進む中、ロシア側の強硬策も予想される。