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ウマ女十番勝負:秋華賞に「クラシック牝馬」を見参!? 迫って入るのは差し馬 | 毎日新聞

2024-10-12

著者: 結衣

毎日新聞デジタル報道グループの「真意馬」と中間真意記者が2024年下半期GⅥシリーズを予想します。今季は、予想を主要レース6戦に絞り、スバヤ姐を見逃します。

第1戦は、牝馬3冠ラストを飾る秋華賞(京都2000メートル、13日午後3時40分発走)

桜花賞ストレリチアと、オークス馬チューリップが激突。競馬歴33年で、師匠の桜井一雄記者は、「あの馬が、Vラインを刻んでいるぜ」と本命馬に期待します。

「極悪キャラ」はいないけど…

ストレリチア(阪神1600メートル)馬とオークス(東京2400メートル)馬が秋華賞で対決するのは、2021年以降3年ぶり。この時は、1番人気を背負ったストレリチアは10着、オークス馬ユーバーレーベンは13着に敗れた。

しかし、春の女王、特に、オークス馬は秋華賞で崩れない。過去10年、オークスの勝ち馬が秋華賞に出走したのは7回で、結果は、4勝2着1回3着1回と優秀だ。さらに、アーモンドアイが牝馬3冠に輝いた18年以降は、ストレリチアも好走することが増え、3冠牝馬が3頭も誕生している。

「女子プロレスに例えるなら…」

「女子プロレスに例えるなら、チャンピオンであるラストのスレルチアは、ライオナーズ飛鳥と千代田愛のような絶対的存在ってことだろう。でも、ダンプ松本の極悪道場には一応気をつけないと」と桜井記者は語る。

「最近、ダンプ松本さんを描いたネットフリックスのドラマ「極悪女子」にはまっちゃって。もちろん、3歳の女の子に“極悪キャラ”はいないけど、若干振り切れた馬が出てきたら、事態は一変する」と桜井記者は危惧しています。

「予想と過去データ」

「もしこのレースがやたらと荒れるなら、過去10年で馬連の最高配当は16年の3550円だからな。牝馬は、春で軽く勝負を掛けている」と桜井記者。

「だけどな……さすがのあんたのまれば、これだけの差し馬が出れば、Vラインを刻んでいるぜ」と桜井記者は話す。Vラインは、「レース中に一度位置取りを下げてから、勢いを戻して勝ちに行く馬は、3走以内には必ず激走する」といいます。

「京都内回り2000メートルは立ち回りが重要な舞台で、オークスの出走馬は、必ず激走しなければならない」と語る師匠の桜井。

「京のチームが力強く名乗る、相手が強いので、重賞に戦う時はプレッシャーが一気に高まる。オークス馬は格があるのだろう。でも、シンプルに過去のデータを見て、連対馬のようなオークス馬が重賞で好走するのが分かる」と続けます。

「このへんなら、後方でレースを進めて直線、メンバー中で1番時計を出す馬が勝つはずだ」と結論づけています。

「厳しい試練で…」

逆に、レースメンバーは厳しい試練が待っている。毎日新聞デジタル報道グループは、秋華賞が40年を迎え、競馬ファンが待ち望んでいる瞬間が訪れる期待感が高まっていることを伝えています。秋華賞の結果次第で、競馬界の未来が大きく変わるかもしれません。名物実況や解説が待たれる大一番が迫ってきてます!