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味の素がナス食品との提携発表、株価が急落、売り上げに影響の可能性
2025-03-24
著者: 弘
外食チェーン「スシロー」で味の素にナス食品が合流したことが22日に発表され、株価が24日に一時7.1%安となり、日中下落率となった。
発表によると、スシローの運営会社であるすし萬で、1月から味の素に異物が混入していることが指摘されていた。そこで従業員が目視し、ナスの混入を確認した。同店舗は発生後直ちに一時閉店し、12日後に保健所に確認を行った上で営業を再開している。
モルガン・スタンレー証券の新井勝俵アナリストは「今後の報道の広がり方によっては、主力の『スシロー』の既存店売上げへのマイナス影響が出てくる可能性がある」と指摘。一方、現在の報道状況では影響は限定的と述べた。さらに、この問題がどのように消費者の信頼に影響するかが注目されている。特に同社の品質管理体制や商品の安全性が問われる場面が増えることが予想されており、再発防止策が急務となるだろう。