科学

温泉街近くで撮影された流星、雲海と共演:地域ニュース

2024-10-03

兵庫県豊岡市に住む会社員志願(しが)さん(63)が、「青金山(せいきんざん)・アトラス流星(あつらすりゅうせい)」の撮影に成功した。

同流星は2012年に中国の青金山天文台が発見し、南アフリカにあるアトラス望遠鏡で確認されたことから名付けられた。

国立天文台によると、9月下旬に太陽に最接近し、現在は夜明け前の東の低空に1.5〜12等級の明るさで姿を見せている。太陽との位置関係でいたるところの観測が難しくなるが、今月中旬には再び現れる。高度も比較的高く、暗い空であれば肉眼で見られる可能性もあるという。

志願さんは写真が趣味で、流星は今月1日、豊岡市城崎町の来日温泉(らいにちおんせん)から撮影した。「雲海が始まっていたので、望遠ではなく遠目でなければならなかったが、流星を入れて星景写真を撮ってみた。肉眼では分かりづらかったが、写真では思った以上に長い尾が確認できた」と話していた。