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西鉄電車、クレジットカード決済を本格導入 西鉄バスは実証期間を1年間延長へ
2025-03-27
著者: 桜
西日本鉄道は3月27日、西鉄電車でクレジットカードのタッチ決済サービスを4月1日から本格導入すると発表した。また、西鉄バスは実証実験の期間を2026年3月末まで1年間延長する。
西鉄電車では、4月1日から天神大牟田線(太宰府線、甘木線含む)と大牟田線の全73駅にタッチ決済サービスを導入する。対応クレジットカードはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯、Mastercard。これにより、利用者はスムーズに電車利用ができるようになる。
同社は22年7月に一部の駅で実証実験を始め、24年11月には天神大牟田線と大牟田線の全駅に対応改札機の導入を完了していた。利用件数は、24年11月時点の7,400件から現在2月時点では7,300件と1.5倍に増加。「今後もさらに利用増加が見込まれる」として本格導入に踏み切った。
一方の西鉄バスは、23年7月から実証実験を行っている。同路線は順次増やしており、現在は福岡・北九州エリアの5路線に導入済み。今後も他路線への導入を視野に入れている。これにより、利用者はより便利にバスを利用できる環境が整うだろう。
なお、今後の展開として、バスに関してはQRコード決済の導入や、スマートフォンアプリを活用した支払い方法の多様化も検討されている。これらの革新により、交通機関の利便性向上が期待される。