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香港上場の中国株、14日ぶり反落 - 相場急伸受けトレーダーが利益確定

2024-10-03

香港上場の中国株、14日ぶり反落

11月3日、香港証券市場で、中国本土が主導するハンセン中国企業指数(ハンセンChina Enterprises Index)が下落。前日までの13営業日連続で9月の安値から30%余り上昇したことを受け、トレーダーたちが利益確定の動きを見せた。

この指数は一時4.9%安となり、2年ぶりの大幅下落を記録。ハンセン株の値動きも一時14%超の低下となった。中国の不動産株が下落の中心だ。不動産株の指標は前日、過去最大の上昇を記録していた。中国本土市場は国慶節(建国記念日)連休で7日まで休場となっており、トレーダーはこの間に動きが鈍くなっている。

現在の株価上昇はこれまでの一時的な反発であるとの風説も強く、強気に転じる投資家が増えている。しかし、この1週間の熱狂的な取引で株価指標が買われ過ぎの水準に達する中、バブル懸念も強まっている。

最近の相場上昇を受け、「週末前に利益確定売りが入るのは当然だ。来週は中国本土市場での取引再開も控えている」とマイバンク・セキュリティーズの機関投資家向け証券トレーディング責任者ウォン・コクフン氏は指摘した.