今年は株高基調の1年となっています。日経平均株価は年初から急上昇し、7月11日には史上最高値の4万2426円を記録しました。しかし、個人による日本株の売買は「売り越し」が続いています。株価を押し上げているのは、新NISA（少額投資非課税制度）への期待感だけではなく、海外投資家のお金です。

いまだ新NISA制度に活用できない多くの日本人投資家は、期待以上の効果を実感できていないようです。たとえば、今月1日に誕生した石破茂氏の公私にわたる資金は、27日投開票の衆院選で、いかに国民の支持を得られるかにかかっています。個人の資産を日本株へ呼び込むための制度づくりに血道を上げ、商業への影響を軽減したいという意向が見え隠れしています。

7月、急激な円高が進み、最近の平均株価は急落しましたが、10月9日現在、上昇トレンドを維持しており、3万7900円台です。市場からは「年内にもう一度、最高値を更新するのでは」との期待が高まっています。これに対して、投資家は「年内にもう一度、最高値を更新するのでは」と期待が上がっていますが、逆に、もし予想外の事態が発生した場合、投資マインドが冷え込む恐れがあります。

国内には新NISAの運用を巡り、場合によっては資産形成への意識が高まっているとは言え、いまだに制度の理解が浸透していない状況も見受けられます。新NISAは年内に効果的に運用されなければ、今後の経済成長にも影響を及ぼしかねません。国民の投資に対する適切な情報提供と教育が急務です。

一方で、過去のデータから見ると、一般投資家は流動性が高い局面での投資に対する関心が強まっていることが明らかになっており、今後のマーケット動向には要注目です。さあ、あなたはどう活用する？新NISAがもたらす可能性はまだイマイチ…この機会を見逃す手はない！