健康

新世代への「HIV・エイズの歴史と現在」を紹介するイベント「NKHC世界エイズデー2024」2024年12月1日より開幕

2024-11-13

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中村キース・ヘーリング美術館(山梨県・小菅村)は、世界エイズデー(毎年12月1日)に合わせて、新世代への「HIV・エイズの歴史と現在」を紹介するイベント「NKHC世界エイズデー2024」(期間:2024年12月1日[日]から2024年12月20日[金])を開催します。

1980年代のエイズ危機に象徴される文化に触れるアーティスト、キース・ヘーリング(1958-1990)の作品には、愛や平等、人権といったテーマが強く反映されています。また、1980年代後半には、エイズ/HIVに対する正しい理解を広める重要な運動が展開され、1988年には、ヘーリング自身がエイズ発症と診断されることになりました。それ以来も、アート活動を通じて時代に即したメッセージを伝え続けています。

ヘーリングの作品を展示する中村キース・ヘーリング美術館では、今年の「世界エイズデー」を祝し、HIVとエイズに関する重要な問題を広く紹介する内容の展示を行います。展示の中では、脱構築されたアプローチや、当時の活動における支援団体や運動についても触れていきます。また、今年は特別に「ACT UP」という1987年にニューヨークで結成されたエイズ予防啓発団体の取り組みや、その後の影響を受けた地域コミュニティでの活動も紹介される予定です。

ヘーリングの作品が登場し、現在のHIVとエイズについての理解を深めることを目的とする今回のイベントでは、愛や人権、そして健康の重要性を訴えるさまざまなアートが展示されます。エイズの歴史を学べる貴重な機会であり、観覧は無料です。

【開催概要】

- 開催日程:2024年12月1日(日)〜12月20日(金)
- 場所:中村キース・ヘーリング美術館(山梨県・小菅村)
- 入場料:無料

来場者には様々なアートによるメッセージや資料が配布される予定で、新しい世代にHIVとエイズについて正しい理解を促進する重要な場となることが期待されています。この機会にぜひ、新世代への理解を深めるために参加してみてください!