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X停止のブラジルで、3人に1人がメンタル改善 「X復活しても戻らない」人も

2024-10-07

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X停止のブラジルで、3人に1人が「メンタル改善」

先週のアクセサリー1位は、アクションカメラ市場を切り開いた「GoPro」の“急落”を解説するコラム記事だった。読者の皆さんからも「よくまあとめている」との評価を得たため、GoProの現状をよく知らなかった筆者は「そんなことになっていたのか!」と驚いていた。

さて、ブラジルでは8月末にXのサービスが停止され、1ヵ月が経過。匿名調査を実施する株式会社の調査によると、ブラジルのユーザーの3人に1人が、サービス停止によって「メンタルヘルスが改善した」と回答したことが明らかになった。

ブラジルでのXの停止は、一部のユーザーのメンタルに良い影響を及ぼしているようだ。心理学者たちによれば、SNSの利用が減ることで、ストレスや不安感が軽減され、多くの人が心の平穏を取り戻しているという。

元ユーザーの76%は「再開されれば戻る」と述べる一方で、15%は「再開されても戻らない」と回答。さらに7%は「停止に満足・安心した」と答えており、Xの停止が意外にも多くの人々にとって良い結果をもたらしている様子が伺える。

「Xは見ない方がメンタルに良い」と分かっていても、見てしまう。ある種の「依存状態」にある様子が見受けられる。

最近はnoteやmixi、ログも意識して見るようになった。同じSNSでも、タイトルと内容が異なり、長文がつらつらと続くサービスは、時間も感情の流れも複雑化し、自分のペースが保たれているように感じる。

もし日本でXが停止されれば、ユーザーも安心してしまうのだろう。そんなことを言うくらいなら、強い思いを持って自分からXをやめれば良いのだが、なかなかそうはいかない…。

(関連事項:Bluesky、ブラジルでのX停止で新規ユーザー200万人増)