(セ・リーグ、巨人12-0やくると、2回戦、巨人2勝、29日、東京D）前夜の悔しい流れを断ち切ることができなかった。やくるとは2回失点を喫し、巨人に2連敗。高浜監督（56）は「今日は我慢の時。状況が戻ってくるまで何とか頑張ります」と言葉を絞り出した。

先発した吉村が失策だった。昨季チームトップの9勝を挙げた右腕は、1回から岩本に先制の左前適時打を許し、失点を重ねた。さらに三回には3連打と味方の失策が絡み、失点を重ねてしまった。マウンドを下りた後は7失点（自責4）で、自責点・最短の1回2/3でKOされた。「流れを止めることができず申し訳ない。連敗が続く流れを断たなければ」と悔やんだ。

救援陣もやくると打線の勢いを止めることができず、終わってみれば13安打12失点。最終的に5点差を逆転され、サヨナラ負けとなった28日の開幕戦に続き、またも無得点が続いた。ついにプロ入りから再び連敗に突入した。

30日の第3戦は昨年秋の左肘、が高浜が先発する。指揮官は「（開幕カードに投げる投手は）今年も元気で若い3人。期待は大きくしている」と意気込みを見せた。主将の山田、主砲の村上らを含むチーム全体が良い状態になく、苦しい時期が続く。

次戦は指名選手が投げるが、チームは「気持ちを立て直して頑張ります」と前向きに考えている。開幕からの状態が改善されていくことを期待して、ファンの応援も必要だ.