科学

やっぱり美しい!銀河「NGC 2090」がハッブル宇宙望遠鏡に捉えられた

2024-11-25

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私たちは「はくちょう座(Cygnus)」の方向、約40万光年先に位置する銀河「NGC 2090」を目撃しました。この明るい銀河の中心部にはとても美しいリング、いわゆる「環状構造」が広がっており、その中心には星形成の存在を示すピンク色の輝点が散りばめられています。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の「広視野カメラ3(WFC3)」によって撮影されたもので、最近注目を集めた「ハッブル宇宙望遠鏡の今週の画像」として、欧州宇宙機関(ESA)から2024年11月25日に公開されました。

ハッブル宇宙望遠鏡によるNGC 2090の観測は、銀河の成長や進化を研究する上で重要な手段です。この観測によって、近傍の55の銀河も観測対象として選ばれた研究プロジェクトが2024年10月に実施される予定です。ESAによると、NGC 2090は天の川銀河の近くの典型的な星形成を示す銀河の一例であり、詳細な研究が進められています。

また、近くの銀河「UGC 10043」は、2024年11月20日に「へら座(Vulpecula)」での観測によって新たに捉えられることが予定されています。ハッブル宇宙望遠鏡の活躍は、宇宙の神秘を解き明かすための鍵となるでしょう。未来の観測では、さらなる新発見が期待され、私たちの宇宙に対する理解が深まることが見込まれています。