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宜村知事、万博開幕直前も「注文」続々 開場時間繰り上げなど要請 | 毎日新聞

2025-04-08

著者: 愛子

大津市の宜村知事は8日、大津・関西万博の混雑緩和を目指す「アーリーバードオープン」(開場時間の繰り上げ)の導入を検討するよう、万博を運営する日本国内博覧会協会(万博協会)に求めた。開幕日は14日〜15万人の来場が見込まれており、待ち時間の短縮が急務となっている。

宜村知事は、紙の地図の必要性にも言及するなど、13日の開場を目前に控え、続々と「注文」を付けた。

万博協会幹部も出席する市の万博推進本部会議で語った。宜村知事は万博協会の副会長を務めている。

4日〜6日に万博会場で実際に来場者を招いて実施された「テストラン」(リハーサル)では、最終日の6日に3日間で最大となる7047人が来場するなど、一定の混雑が予想されている。このため、時間帯によって入場ゲート付近に行列ができ続けた。

会議では、入場者における混乱や手順、会場案内といった課題点を共有した。

宜村知事は「入場ゲートでの待ち時間が非常に長く予約したパイリオンの時間に合わない、との声が寄せられている」と述べ、改善の必要性を指摘した。開場日には6日の7043人となる来場者が見込まれており、入場ゲートの開場時間を早めるなどの対策を「開場日を含め調査してほしい」と語った。

このため、ゲート混雑のため、あらかじめ入場に必要なQRコードを利用することを来場者に求めるなど呼びかけ、会場内で来場者がトイレや救護所などを把握できる簡易な紙の地図を設置することなど、課題改善に向けた対策を求めた。宜村知事は報道陣の取材に対して「できる対策を取っていくべきだ。まさか知恵を出し合い、テストランで見えた課題の解決を模索すべきだ」と話した。 【草河圭】