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意思疎通で「ミス」 バスケ協会事務総長が説明、八村塁「お金の目標ある気がする」発言で

2024-11-20

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日本バスケットボール協会の土田信治事務総長は、20日、パリ五輪に出場した米プロNBA選手の八村塁が日本代表の在り方について疑問を呈したことを受け、「本当に重要な選手。非常に重く受け止めている。ミスコミュニケーションがあり、彼に負担をかけてしまった」とコメントした。

八村は13日のグリズリーズ戦後の記者会見で、日本代表のやり方や、あまり自分としてはうれしくないと思うところがあると発言。「日本代表のやり方というのが、自分たちでどうにかしていかないと、外国人選手に頼る形になる。お金の目標がある気がします」と懸念を示していた。彼の発言は、チーム内やファンの間で議論を引き起こした。

土田氏は、八村の意見を聞いて「選手たちの期待に応えられるよう、今後の日本バスケットボールの方向性をしっかり定めていきたい」と述べた。これに対し、八村は自身の発言が誤解を招いたことに悔いがあるとも語り、自分の目指すところが明確になるよう努めていくとした。

バスケ界では、このような問題が発生することは珍しくなく、選手自身が抱えるプレッシャーやメディアとの関係が複雑に交錯している。八村の発言は、日本バスケ界にとって重要なターニングポイントになる可能性があり、この事が選手や関係者の意識改革につながるとも期待されている。