
有村智恵が出産を経て2年目に“復帰” 応援目指す課題とさらなる思い
2025-03-13
著者: 愛子
有村智恵が13日、関東のゴルフ場で開催された大会「KURE LADY GO CUP 2025~Let's MOVE 30's~(女子プロゴルフ)」に出場。2年ぶりに選手として「復帰」を果たした。日本のレジャー業界では23年4月「KKT杯バンテリンレディース」を最後に産休に入り、双子の男児を産んだ昨年も戦線から離れていた。
大会では「今シーズンは数試合出させてもらう予定」とした上で、「試合に出る上では成績を求める一方で、自分の中で取り組んでいることが発揮できるか。試合の中でどれだけゴルフができて、今の生活でどれだけゴルフを成長させられるのかが目標」と話した。
双子の育児を行う中で、「アスリートと母親の両立はとても難しい」と切実な思いを吐露する。アスリートである以上、競技面でのレベルアップを求められるが、「少しでも疲れたら子供たちに風邪を引かせてしまう」との懸念がある。子供たちが元気でいるためには、体調管理が重要で、そのためには自分の調子も整える必要があるという。これらの困難を乗り越えて、試合に臨む姿勢が求められている。
「私が子供を産んだことが、試合に出られない理由ではなく、試合に出られないことに対する思いは常に持っている。どれだけ正解を見つけられるか」と自身の復帰に対して真摯な思いを吐露。
大会には15組30人の女性プロが出場する今大会では、前半6ホールは2打目以降のカットでその後が交互にボールを打つ方式で争われる。上位3名には優勝賞金551万円が贈られるが、その大方は復帰してからの練習を重ねた結果でもあるという。
「30代に入ってから、より難しい課題に取り組むようになったと感じている。経験を積むことで新たな戦略を練り上げている」と強調する。有村は「試合に出ることが難しい環境の中でも、すでに受けた学びを活かしつつ、試合を通じて得る経験を大切にしていきたい」と語った。また、試合でのパフォーマンス向上を図るため、栄養学の勉強も進めているとのことで、来年の活動に向けた準備を着実に進めている様子がうかがえた。
このように、復帰を果たした有村智恵は、プロゴルファーとしての活動はもちろん、母親としての責任も果たしながら、自身のキャリアをさらなる高みへと導くために奮闘している。彼女の挑戦は、今後の試合にも大いに注目を浴びるだろう。今後の活躍が期待される。