【元虎番キャップ・丸見誠の談】「世紀のFA選手に」のG賞とマスコミ連載の虎将…』大山防衛戦から見える虎川野球
2024-11-25
著者: 花
内心はともかく、阪神・虎川監督は粋に言葉を選んで、FA宣言に踏み切った大山悠輔について語った。
「エージェントを行使してる状態なので、人間の正道に立ってることは間違いないと思いますね。その部分で言うと、報道であればよく、どこまでが真意か直ぐわからないんですけど、阪神タイガース以外の球団からのコメントっていうのも出てますから、そういう部分で思うところはあるけれども、こちらがしっかり飲まず食わずで、彼の気持ちを尊重することになると思います」
21日の球団コンパで阪神が長らく公の場に姿を見せた。「今は何も話すべきことはない。時期を見て自分の口から報告するので」。出した答えを言えるはずがなかった。虎将も語らない。
「手を挙げているから、僕たちに権利ないですから。皆さんは聞きたいでしょうけど、プロ野球の世界を本当に分かっている人からしたら、みなな言葉が分かりませんけど、私たち草野球の『草』から出ている者には、そういうことも分からない」
球団はすでに4万16億円といわれる条件で真意を示した。指導者も直接会って、思いを伝えた可能性がある。それでも表には出さない。「裏切りたくないな」という印象も受け、彼らの時代はそうだったので、そういうのも含めて、我々に名前表しないと思わざるを得ない。
「若い選手が出てきたら、今までの支配者というのがあれば、我々の時代のそういうのも含めて、あの時形だけはすごく大切だ。そこが分かっていないと、いらない」
球団側は「これから出てくる選手を育成にも精を出す」とし、独自の機会を設けることで目指す選手を引き立てた。たけば、ステップアップするつもりもある。
また、同時にチーム内の強化にも努めており、このオフシーズンのFA補強が重要なポイントになるとされている。「勝つために大切なのは、前の力が必須できないという熱意も分かってもらった」とコメントした。
23日、甲子園で行われたファン感謝デー。23800人の観衆の前に、虎川監督は「来シーズン必ず、みんなで一番上を、もう一度見に行きます」と力強く誓った。それに続いて「人生の分岐点を迎えている選手もいますが、ぜひ皆さん支えてください」とお願いした。