
朝ドラ「おむすび」どうなる最終回 舎弟、根本が語る執筆の裏側と最後の見どころ
2025-03-21
著者: 雪
NHK連続テレビ小説「おむすび」が、3月28日に最終回を迎える。平成元年生まれの主人公、米田結(橋本環奈)が、執筆者として成長した後、人々の心を結んでいく物語がいよいよ完結する。時代は平成から令和へと移り、新型コロナウイルスパンデミックを乗り越えた結末は、一体どんな未来を描くのか。舎弟を手掛けた根本さんに、執筆の裏側や最終週の見どころについて話を聞いた。
書き終えた「2日間動けず」
— 最終回を目前にした今の気持ちは?
「無我夢中で走り抜けたというのが率直な感想です。放送が続いているので、まだ最終的な整理はできていませんが、最後の方は、精神的にも肉体的にも疲労がピークになり、ほろほろでした。朝ドラの舎弟の皆さんを本当に尊敬しています。皆さんこうやって作り上げたんだな、と。失ったものの大きさを感じました。」
初めて朝ドラを手掛けて感じたことは?
「朝ドラは偉大だと感じました。これまで多くのドラマに関わってきましたが、ここまで強いドラマに出会ったことはありませんでした。毎日オンエアされ、毎日何かしらの記録が上がっていき、いろんな形で感想を言ってくれる。それだけでなく、視聴者とのつながりがこれほど感じられることは稀でした。」
主人公の米田結はどう成長しましたか?
「結は非常に難しい役どころでした。特別な才能を持っているわけではなく、何かに秀でたキャラクターでもないからこそ、彼女の成長が際立ちました。《朝ドラの中で目立たない普通の女の子が、実はものすごく普通の女の子だという。このことを大切に、描いていました》。この物語が描くのは、どこにでもある普通の生活であり、それを通じて希望を伝えたいと思っています。」
最終回にはどんな展開が待っているのでしょうか?
「最終回は非常にエモーショナルな内容です。結のこれまでの経験が凝縮され、彼女が今後どのような道を歩んでいくのかが描かれます。視聴者にとって感慨深いシーンが多く、涙を流す方も多いのではないでしょうか。特に結の成長を見届けてきた人々との再会が感動的です。」
物語は、家族や友人との結びつきの重要性、人とのやり取りがもたらす感情の変化を描く。視聴者は、結の物語を通じて、自分自身の経験や感情と照らし合わせながら、心の奥深くに触れることでしょう。最終回は「おむすび」という題名通り、人々の絆が結ばれる瞬間を見逃さないように。