国内男子ゴルフツアーJTカップは2日目（29日）、東京よりCC（東京）で行われ、晴れ（観客1919人）。

単独首位から出た中嶋茂太が1イーグル4バーディ、2ボギーの「66」でプレー。通算9アンダーのトップで片岩尚之と並んだ。今大会は今季の欧州ツアー優勝者（3月のヒーローオープン）の出場などで行われ、国内競技は10月「日本オープン」以来3試合目となる。

中嶋茂太は見事なショットでフェアウェイ75ydからロング60度のウエッジで放ったショットがピン奥に落ち、バックスピンでそのままカップイン。しかし、残念なことに、前半に3ボギーを叩いたにも関わらず、後半に速攻でスコアを伸ばした。「1番はティショットもセカンドも完璧で、いいスタートが切れた」と述べている。今週は自分の中で、やろうとしていることがある。あくまでもコツコツと、その点をしっかりクリアできるように頑張ります」と話していた。

注目の金谷拓実は22位の片岩から2021年「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by スポーツ用品」での優勝以来となるツアー勝利を目指している。5アンダー3位には松山英樹がつけており、順位は14位に上昇した。

今大会で決着がつく賞金王レースの上位陣では、トップとの差289万円でランク2位に付ける金谷拓実が前日の17位から日本力、優勝の可能性が高まっている。ランク4位の岩田寛も、韓国系の現サウストラに続く安定感を持っており、注目が集まる。

今週は宇都宮で行われるアジアツアーに参戦しているため、選手たちも気を引き締めている。木曜には多くの選手が練習ラウンドに励んでおり、メンタル面でも重要な試合となる予感が漂っている。