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中国の銀行、金利引き下げを検討 - 今週中にも

2024-10-15

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中国の銀行は、最近の経済の厳しさを受けて金利引き下げを検討している。早ければ今週にも300ベーシスポイント(約0.75%)の金利引き下げが見込まれているとのことだ。関係者が明らかにした。

中国の主要銀行や開発銀行は、多くの金利商品に関して、中国人民銀行の金利自主規制メカニズムに従って引き下げる予定だと関係者が述べた。

一年間物の金利引き下げ幅は少なくとも20ベーシスポイント(0.2%)とされており、より長期の金利引き下げも少なくとも25ベーシスポイント引き下げられる公算が高いという。この見通しについては、まだ最終決定が下されていないが、景気回復への期待が高まる中での決定とみられている。

金利引き下げは、7月下旬に実施された前回の後、今年12回目になると予測されている。人民銀行はコメント要請にはすぐには応じなかった。

中国当局は、失速する経済に対抗するために過去最大の景気対策を発表し、政策金利の引き下げも実施している。政策金利は最近過去最低に達しており、経済回復支援のための資金供給を強化しようとしている。

中国の商業銀行は、前年の中期貸出金利(LPR)を過去最大規模で引き下げた。景気回復が遅れている状況下で、さらなる金利引き下げが行われることになるが、金利は依然として低いものの、それでも貸出需要は伸び悩んでいる。

今後、中国の銀行は今後の経済状況を考慮しつつ、金利政策を見直し続ける必要があるだろう。