ビジネス
中国・人民元、対ドル17年来安値更新 – トランプ関税の影響を受けて
2025-04-10
著者: 葵
人民元の急落、背景には何が?
10日の上海外為市場で、中国の人民元は1ドル=7.351元となり、2007年12月以来17年ぶりの安値を記録しました。この急激な変動は、米国の対中国関税が125%に達する現状を反映しています。これにより、中国経済は出口を見失い、国際的な競争力にも影響を及ぼす可能性があります。
市場の動向と人民元を取り巻く情勢
人民元は前日の取引でも7.3506元を記録し、ここ最近で急速に値を下げています。23年9月までの間に1ドル当たりの人民元は大きく減少し、投資家の信頼感にも影響を与える状況が続いています。10日には人民元相場もさらなる下落基調が続いているため、注目が集まっています。
今後の展望と国際経済への影響
中国の人民元安は、ただ単に国内経済に止まらず、世界経済全体に大きな影響を及ぼす可能性があります。この動向により、中国製品が割安になり、国際市場での競争が激化することが予想されます。加えて、この状況は米中間の経済摩擦を一層深める要因ともなり得ます。国際社会がどのようにこの事態を受け止め、対処していくのか、今後の展開から目が離せません。