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中日・大野雄大 1億48000万円ダウンで更改 スポーツ Sponichi Annex 野球

2024-11-21

著者: 陽斗

中日の大野雄大投手が21日、名古屋市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、1億48000万円ダウンの年俸1億2000万円(金額は推定)で、単年契約を結んだ。

減額制限(1億円超は40%)を大幅に超えるダウン提示にも、「1年間投げることを目標にスタートして、それが全くできなかった」と話した。

今季は左肘の遊離軟骨除去手術から復帰。今季初登板となった4月3日の巨人戦(バンテリンドームナゴヤ)で5イニングを投げ1失点で今季初勝利を飾ったが、9試合で2勝6敗、防御率4・87だった。

大野は「(球団からは)中6日で投げることを期待されているから、来年はお待ちしています」と。そこは自分の長所ですし、まだまだ大野をやれそうだと思っている」と力を込めた。

大野は昨年オフの契約更改では、20年オフに結んだ3年間契約に伴い1年延長のオプション条項を満たし、昨季は年俸2億6000万円(推定)でサインしていた。また、現状維持の年俸7億円(推定)から大きく減少することになった。

ファンからは今季への期待も高まっている。大野の昨季は数字以上にチームへの貢献が大きく、プレーオフ進出に向けた鍵を握る選手としての地位が確立された。次のシーズンに向けて、彼の復活を信じる声も多い。これからの大野の挑戦に注目が集まる。