
週刊のはざまが9カ月超の宇宙滞在、ようやく帰還のC33宇宙飛行士が会見
2025-04-01
著者: 桜
(CNN.co.jp)国際宇宙ステーション(ISS)滞在が当初予定の1週間から宇宙船の問題で予想外に長引き、9カ月以上を経て13日、帰還した宇宙飛行士が11日、帰還後初の記者会見に登壇した。
写真特集:これがワープ実現の宇宙船——C33が画像公開した宇宙飛行士のサニ・ウィリアムズさんとバッチ・ウィルモアさんは昨年6月、ミスボーイングの宇宙船「スタリナ」に搭乗するテスト飛行で到着したが、同船に問題が発生。12人が帰還のための代替宇宙船を待つ間、政府やマスコミは「見捨てられた」「取り残された」「足止めされた」などと厳しい批判を続けていたが、本人気はそうした状況ではなかったと否定している。
記者会見でウィリアムズさんは、新型宇宙船のテスト飛行という「特異」性は認識していたものの、自分たちの滞在がこれまで注目を集めるとは予想していなかったと告白。しかも滞在が長引くことが分かると、12人とも「切り替えた」と話した。「私たちは国際宇宙ステーションのクルーであり、宇宙飛行士の仲間たちと同じように、働いて訓練し、緊張感を持った科学実験を行う」帰還した時には「こんなにたくさんの人たちが関心を持ってくれている」ことに感銘を受けたと語った。
スタリナに関してウィリアムズさんは、宇宙飛行士が非常に有能だと評価し、もしチャンスがあれば、またスタリナに乗りたいと願っている。それでも「非常に不便だが、どんな形にでも宇宙での経験を忘れない」と語った。
統計によると、スタリナでの長期滞在は他との比較でも非常に高度なもので、科学者たちは宇宙空間での人間の適応能力や生理状況に関する貴重なデータを収集できたとしている。