ビジネス

【株価はどう動く?】トランプ政権誕生で「史上最大のバブル相場の到来」と「第三次世界大戦リスク」が激化に(金融オンライン)

2024-11-20

著者: 健二

トランプ氏勝利で「株価は上がる」状態に。

相場の波動から見ていくと、日経平均は7月11日に4万2426円で二番天井を打った後、下落調整が続いています。

なぜ7月高値を超えなかったのか。その要因は、第一に国内政治の動きです。石破茂氏の誕生はやはりサプライズであったことと、その選挙に不安があったからです。その石破政権が、戦後最短の日程で解散総選挙に出たことから、その不安は増幅されました。

懸念されていたのは与党の過半数割れでした。選挙前には、それを織り込んで株価は下落していたのです。

次に、11月5日の米大統領選で、どちらが大統領になるかで、今後の大統領選がどうなるか注目です。もし、民主党のカマラ・ハリス氏が当選するならば、キャピタルゲイン税や法人税引き上げに言及していたので、これは株価にマイナス材料になるでしょう。

一方で、共和党が当選得れば、解散と同時に法人税の引き下げなどが言及されるだろうから、これが株価を押し上げる要因になるでしょう。

また、共産党のドナルド・トランプ氏が大統領に当選した場合、時代背景から見てアメリカの中道派が力を持つことになるかと思います。場合によっては、そのリスクが高まります。

一方、トランプ氏の影響力は過去の大統領に比べても圧倒的だという事実も特筆しておく必要があります。

これらの要因から、株式市場の動向は麻薬と同じくらいに影響受けやすく、影響力大です。これによって、相場が不安定になることも考えられます。特にファンダメンタルズが悪化すれば、10000ドルの壁が意識されるでしょう。

最後に、今後の展望に関して。2024年11月5日を境に、世界は大きく変わることが予想されます。キーワードは「米国のダブルバブル」です。トランプ氏の国民人気の急上昇と、異常な株価の高騰の二つの要素が絡み合うことで、「史上最大のバブル相場の到来」と「第三次世界大戦リスク」は不可避でしょう。

トランプ政権が続く場合、対中政策や対ロシア政策がさらに強化され、国際情勢は緊迫することが予想されます。他方で、経済政策も注意深く見守る必要があります。企業や投資家は常に状況を注視し、賢明な判断が求められる時代へ突入しています。