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「子どもを学校に行かせずに悲しんでいる親」が行うべき支援とは?これが生きるための4つのステップ!

2024-10-11

著者: 芽依

近年の不登校の現状

近年、子どもが不登校になる家庭には特有の特徴があることがわかっています。不登校や引きこもりの支援に39年以上取り組んでいる専門家、林縁子さんは、「親が子どもの意志を無視して子どもに無理な期待をかけることが多く、しばしば自立しようとする子どもを妨げてしまう。特に金銭面で厳しいと自立しようとする気持ちが強まるので注意が必要です。」と警告しています。

新型コロナウイルスの影響

彼女が著書「もう悩まない!不登校・引きこもりの9割は解決できる」(実務教育出版)の中で述べているように、現在の日本では不登校や引きこもりが増加傾向にあります。2020年3月に当時の安倍晋三首相は、新型コロナウイルス感染症対策として小中高の一斉休校を実施しました。その後も延長され、5月下旬から6月頃まで各学校で休校の措置が取られました。

不登校がもたらす影響

夏休みよりも長い約3カ月間も続いた自主休校の影響で、日本全体の小中高生が、「不登校・引きこもり状態」にさせられてしまったわけです。そのため、夏休みやゴールデンウィークなどの長期休暇の後も、不登校になりやすいのが実情です。長期休暇で学校に行かなくても良いという状況が続いてしまうと、登校するための必要な気力やモチベーションが失われ、生活リズムが崩れてしまうとのことです。

不登校の家庭の増加

休みが終わっても学校に行かなくても良いという状況が続き、特に一度不登校になってしまうと、自然と自分から学校に戻ろうという気持ちが芽生えなくなります。実際に不登校の家庭が増加し、不登校と引きこもりの状況が増大しているのが現状です。

自発的に外界に出る機会の減少

専門家の調査によれば、引きこもりの人々(特に10代と20代)において、自発的に外界に出る機会が減少していることが確認されています。このような傾向は、新型コロナウイルスの影響によりますます顕著になっています。

不登校の影響と懸念

「子どもが学校に行かないことで、一体何が影響するのか?」と疑問を持つ方も多いかと思いますが、実際には不登校が続くことで、子どもの将来的な社会適応能力や自己肯定感が低下し、引きこもりに繋がるリスクが高まることが懸念されています。さらに、長期間にわたり不登校が続くことで、経済的な問題を抱える家庭も増えており、親子共にその影響を受けています。

親へのアドバイス

そのため、専門家は親たちに向けて「子どもが学校に行かなくなったからと言って、絶望する必要はない。しかし、すぐに改善されるものでもないため、日々の接し方や行動が非常に重要だ」とアドバイスしています。子どもと会話し、彼らの気持ちを理解する姿勢が最も必要とされています。