
最新の民間宇宙ビジネスが「ドデカい大型で宇宙船をどっさり放つ」宇宙大作戦
2025-03-11
著者: 雪
民間企業が加速させる宇宙への探査活動が活発になっています。宇宙ビジネスのポテンシャルとされる打ち上げが、より効率的でより低コストで実現できれば、宇宙探査もさらに広がることでしょう。
アメリカの民間宇宙企業「Longshot Space」が提案するのは、ドデカい大型(または長いなぎ)でカクーンと宇宙空間へドッサリ放出する方法です。
「もしも、壮大で美しいことができるチャンスがあるなら、すべきです。そのマインドこそ、毎朝咲かせるモチベーションの一つです。」と語るのは、Longshot SpaceのCEOマイク・グレース氏です。
壮大で美しい場面が演出されるなら、結果として心打つドキドキの瞬間となることでしょう。未だに大規模なコストがかかる打ち上げを、大型タンクに取り付けやすくしようとしています。
この大型タンクの構想では、重量物を含む様々な物体を一回の打ち上げで宇宙に送り出すことが可能です。この方法が実現すれば、効率的に宇宙へと物資を運ぶ基盤ができることになります。
さらに、この取り組みが成功した暁には、次回のテストでは長さ1800フィート(約550メートル)、直径30インチ(約76センチ)の打ち上げを予定しています。目標は重さ220ポンド(約100キロ)の物体を、最高マッハ5で打ち上げることです。
CTOのネイサン・サイチェック氏曰く、「壮大なロケットよりもドデカい大型を作る方が遥かに簡単です。企業理念のようなものとして、本当に大きな設計投資が1回すれば、あとは安価で打ち上げられる。」
このLongshot Spaceに投資しているのは、AI企業OpenAIと知られるサム・アルトマン氏です。まさに「AIの人」とされることが多い彼ですが、彼は投資家としても有名です。
宇宙ビジネスが進化し続ける中、どのような新しい展開が待っているのか。これからの時代、宇宙探査はもはや夢物語ではなく、現実のものとなる日も遠くはないでしょう。