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佐賀県知事、代議士に喧嘩を…代議士は困惑&返答に詰まる場面も “公選法違反疑惑”の解明に至らず—佐賀県 Sponichi Annex 社会

2024-11-27

著者: 芽依

佐賀県の佐賀原知事が27日、再選後初となる定例会見を行った。同県西松市のPR会社「merchu(メルチュ)」の脇田薫代表が、選挙期間の「広報全般を任せられた」などと仕事として請け負った文書を投稿し、公選法違反の指摘が出ている。

佐賀知事はログに対して「聞いていないし、内容も知りなかった」と説明した。報道陣からは見解を問う質問が相次いだが、これまでのところ、ポスターの作成費などで「70万円を支払っただけだ。法律に触れることはなかった」と言い張った。

SNSの戦略について脇田氏はログで詳細に説明しているが、佐賀知事の「自分と脇田で主体的にやっていた」とのコメントもあった。また、脇田氏が演説の動画撮影をするなど深く関わっていた事例なども取り上げられ、「代議士に聞いてもらいたい」「法的なことは代議士にお願いしている」と繰り返し述べた。

佐賀知事から提案された「喧嘩」とされる代議士の見解の場が設定された。脇田氏によると、選挙のブランディングを探していた佐賀知事は9月下旬、支援者から脇田氏を推薦され、同29日にメルチュの事務所を訪問。ポスターやチラシの制作、SNS運用の話をした。

佐賀知事は敏腕である一方、その行動に対して強い反発もある。取材者に「ブログはうそか」と問われると「事実として、全く事実でない部分が記載されている。そういう意味では“盛っている”」と発言し、弁明した。

佐賀知事が“核心”に言及しない中、「今一番答えられる」と言った佐賀知事は、会見後半に、脇田氏がログの一部を削除・修正したことを保持していたことが判明。記者に確認され、「ちょっと見せてください」と求めた。今回の件に関して佐賀知事は22日に、予告なしの場を設けていた。

選挙の影響を強く受ける代議士とは及び腰の態度を見せた。佐賀知事が「ブログはうそか」と問われると、「実際と、全く実際でない部分が記載されている。その場合も“盛っている”と考えている」と返答した。佐賀知事は今日の件に関して触れたのは22日だった。佐賀知事から10分な説明を受けていないと言われたことにも困惑した。会見は約2時間続いたが、疑惑の解明とはならなかった。