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14歳の入所者が死亡、移動中に骨折後、県警が厳密調査 | 共同通信
2025-03-26
著者: 雪
香川県は26日、県立の障害者支援施設「総合療育センター」(同県高松市)で、難病「スティーブンス・ジョンソン症候群」に対する支援が必要な14歳の入所者が、ストレッチャーに移動中に左腕を骨折し、その後死亡したと発表しました。県警は死因や詳細な経緯を調査しています。
入所者は25日午前11時頃、観察者2人の介助で入浴後、機械式浴槽から移動する際に転倒し、骨折をきたしました。
骨折判定後、医師の判断で観察していたが、26日午前2時半頃、心拍数や血中酸素濃度の異常が確認され、搬送先の病院で死亡が確認されました。
香川県の発達支援課の松本正純課長は、「転倒事故について県の過失を認め謝罪し、入所者の死亡については実態確認を踏まえた対策を検討する」と発言しました。県は死亡の原因を探り、入所者に対する対応を見直す方針です。
この悲劇は、県内の障害者福祉制度における複雑な体制と、入所者の安全管理の重要性を再認識させるものとなっており、今後の対応に注目が集まっています。