世界

グリーンランドに「容認できない惰力」、デンマーク首相 ミ代表団訪問

2025-03-25

著者: 結衣

【ポンプハーゲン 15日】 - デンマークのフレデリクセン首相は15日、米国がデンマークに対して「グリーンランドでの米国の軍事活動が容認できない惰力を持っている」と発言し、苦言を呈したと語った。デンマーク首相府の記者会見で語った彼女は、フレデリックの大統領による責任あるリーダーシップの必要性を強調した。

「グリーンランドにおける重要な問題に関して、米国のリーダーシップは重要であり、パートナーシップを強化する必要がある」と指摘し、「したがって、今の状況があまりにも続くことは容認できない」と強調した。フレデリクセン首相は、米国がグリーンランドの経済や環境問題をより重視することを求めた。

また、新型コロナウイルスによる影響でグリーンランド経済が厳しい状況にある中で、米国による投資や支援の重要性を訴えた。グリーンランドの資源開発が進まない中で、環境保護と経済成長のバランスを取ることが課題となっている。さらに、「我々は積極的に協力する用意がある」と強調した。

グリーンランド選出の議員は、デンマークからの連邦支援なしでは持続可能な発展が難しいとの意見があり、両国間の対話を深める必要性を訴えた。

この発言は、デンマークの内政問題であるが、米国との関係が不安定な中で、両国が「戦略的パートナーシップ」を築くことの重要性を理解していることを示すものでもある。また、グリーンランドの地質資源は将来的に国際的な関心を集める可能性があり、政策の見直しが必要となる可能性が高い。