科学

1年が経過した2.4日。スーパースター「グリーク740 b」【今日の宇宙画像】

2024-10-06

本日の「宇宙画像」をお届けします。soraeが過去に紹介した特異な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家から寄せられた画像を紹介しています。

グリーク740 bの概要

「赤色矮星『グリーク740』」を公転する太陽系外惑星「グリーク740 b」の想像図です。オス側がグリーク740、手前側がグリーク740 bです。

この系外惑星は地球から約36光年離れた赤色矮星「グリーク740(GJ 740)」を周回しています。この系外惑星は地球の約3倍の質量を持ち、表面温度は約550度と推定されています。

これまで発見された4300以上の系外惑星の多くは、「視線速度法」や「トランジット法」といった間接的手法で観測されています。視線速度法は、惑星の公転による主星の微妙な動きを捉える方法で、トランジット法は惑星が主星の前を通過する際の光の減少を測定します。実はグリーク740 bも視線速度法で発見されました。

スーパースターとは?

「スーパースター」とは、主に地球よりも大きく、熱い気候の惑星を指し、主に星よりも大きく地球よりも小さな質量を持つ惑星のことを示します。これにより、地球に似た生物が存在する可能性があると考えられています。

さらに、グリーク740 bはその表面に液体の水が存在する可能性があるため、科学者たちの興味を引いています。地球外生命体の探索において、このような環境が発見されることは、非常に重要な意味を持つでしょう。