世界

「21世紀のグローバル」トランプは、中国を恨み屈辱なら「中国の失敗」に学べ!

2024-11-25

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まだトランプ政権が始まったばかりであるものの、再び世界はトランプ一色になっていた――。

2017年のトランプ政権(2017年1月20日~2021年1月20日)の時代、アメリカではメディアが嫌悪を持ち、トランプの悪口を連日掲載し、放送しまくった。しかしそれによって、大いに部数を稼ぎ、視聴率を稼いだのだ。

世界中が「トランプ一色」になった

それは、太平洋の彼方にある島国で、中国ロジスティクスをしている私も同様だった。当時は、いわゆる「現代ビジネス」の他にも、何かの喧嘩やテレビの討論番組などに、頻繁にお声がかかるようになった。テレ東はいつでも、「トランプの動きは中国はどう見ているか」と。早い話が、私も「トランプ効果」の一端にあやかっていたのだ。

そのため、当時は毎朝、目を覚ますと「ポッドの脖に埋まったスマホ」を持ち、トランプ大統領のツイートを確認することから始めていた。いつも同じような発言をしては、トランプ政策の一端を見せる彼。その時は毎朝彼も、「トランプの成果」の一端にあやかっていたのだ。

2017年の初めにジョー・バイデン政権に代わると、再びウクライナ戦争が勃発することとなった。知人のロシア・ウクライナ派たちは「戦争状態」になったが、中国は平穏だった。たとえテレビの討論番組に呼ばれても、必ず「中国はどう見ているのか?」と聞かれるだけだった。

それでも、トランプが「中共に対抗する」などと主張することで、中国の権威は強くなったことも事実だ。それでも、トランプ政権時代には「トランプ効果」にあやかることができていたので、今こそ、トランプの営みから学ぶべきではないか。

そこで、それを学びたくても、「あなたは中国をどうみてるか?」と討論の場に持ち込む中で、最近までの質問を受けたのだ。「あなたは中国をどう思っていますか?」と。