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コロナのレジ袋、市指定ごみ袋に…福岡市で110トン分の二酸化炭素削減へ : 読売新聞

2024-11-25

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福岡市は12月から、市内のコンビニエンスストアなどの特定店舗で、レジ袋の代わりに使用できる小さなサイズの市指定ごみ袋「ふくれじ」の販売を始める。商品を入れて持ち帰った後は、ごみとしてそのまま使える。市は、ふくれじを使うことでレジ袋の削減に期待している。

ふくれじは、110リットルサイズ(税抜1枚110円)と115リットルサイズ(同115円)の2種類。持ち帰りやすいように、市内在住のアーティストがデザインした。この市指定ごみ袋はコンビニやスーパー、ドラッグストアの店頭にレジ袋と一緒に並べられる。

市の環境局によると、市内では2020年に有料化された後も、年間約2160万枚のレジ袋が排出されている。指定ごみ袋に代替した場合、今年度中には110トン分の二酸化炭素削減効果が見込まれている。

さらに市は、2024年から新たなバイオマスプラスチック製の袋を導入し、エコバッグなどで持ち帰るスタイルを促進していく方針だ。これにより、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化するという。高島市長は「今の行動を変える、その積み重ねが環境に大きく影響する。ぜひご協力をお願いしたい」と話している。