50を下抜けて終えた場合は一段の下落へ。FXチャート分析 2024/11/11
2024-11-11
著者: 陽斗
ドル円週間予想
上値余地が限られる可能性、151.40-50を下抜けて終えた場合は短期トレンドが変化。
直近の日足は小陰線で終え、小幅継続しています。下げエネルギーの強いものではなく、また151.10-20の下値抵抗も守って終えており、下値を切り上げる流れを維持していますが、151.40-50を割り込んで終えた場合は、3日前の陰線の実体を下抜けて、短期トレンドが変化します。148〜149円台にある下値抵抗を切り崩して、148円割れで終えた場合は10月初めからのドル急騰の流れの中で生じた足元の強さを固定的に崩す動きへ。
この場合は144〜146円ゾーンの下値抵抗をどこまで切り崩すかトライする動きへ。一方上値は153〜154円台に強い上値抵抗が出ており、154.60-70の抵抗を上抜けて終えない限り、"ドル強気"の流れに戻すことが出来ません。日足的に見ても先週付けた154.70で戻り天井を確認した可能性が生じており、反発余地が限られる可能性が高くなっています。
日足の上値抵抗は153.10-20、153.70-80、154.00-10、154.30-40、154.60-70にあり、下値抵抗は152.10-20、151.70-80、151.40-50、150.80-90にあります。21日、120日、200日線は151.68、151.30、151.68で縮まっており、短期トレンドをサポート中ですが、一方向へ突き抜けやすい状況にあることを示唆しており、ドルの下落リスクにより警戒が必要です。
一方、直近の週足は、前週足から下抑えした位置に実体が小さく上下一時のヒゲのある陰線となりました。上ヒゲが長く、上値トレンドに失敗した影響がより強いものですが、現状は152.00-10の週足の下値抵抗を守りつつ越週しており、反発に転じる可能性を残しています。この週足サポートは今月153.30-40に位置しており、152円台を守り切れない場合は継続的に強くならない可能性が高いです。
現在の戦略は、ドル買いは下値リスクがやや高いので今週は151.30に損切りを設定する形で試し買いを行い、売りは153.10-20で戻り売りを行う。損切りは153.60で浅めに一旦撤退です。この時が付いた場合は154.00-10で再度戻り売りを行う。この場合の損切りは154.70で撤退します。
上値は152.80-90に軽い抵抗が、153.10-20、153.70-80、154.00-10、154.30-40に強い抵抗が出ており、全体を切り上げられない可能性が高いですが、これらを切り上げて終えた場合は152円台までの軽い調整下げに終わった可能性が高く155.00超えにある強い抵抗を取りに動きます。この場合であれば158円台はまだ壁と見ています。下値は152.10-20にやや強い抵抗が出てきますが、これを下抜けて終えた場合は151.70-80、151.40-50、151.10-20、150.80-90、150.20-30にある抵抗をどこまで切り崩すかトライする動きです。可能性がまだ低いと見ていますが148円を割り込んで終えた場合は144〜146円ゾーンの下値抵抗をどこまで切り崩すかトライする動きになるでしょう。