健康
6iの有用性は?日本癌治療薬学会|医師向け医療ニュースはケアネット
2024-11-25
著者: 花
HR+/HER2-の進行・再発乳癌に対する1次内分泌療法としてのフルベストラント+CDK4/6阻害薬は、アロマターゼ阻害薬+CDK4/6阻害薬と同等の有効性があり、臨床結果(ALC)は独立した予後因子ではなかったことを、市立四日市病院の豊田千妃子氏が第62回日本癌治療薬学会技術集会(10月24~26日)で発表した。
ガイドラインでは、HR+/HER2-の進行・再発乳癌に対する1次内分泌療法として、アロマターゼ阻害薬+CDK4/6阻害薬が推奨されているが、フルベストラント+CDK4/6阻害薬の効果も注目されている。
その理由は、フルベストラントが内分泌療法の中でも高いエストロゲン受容体の遮断作用を持ち、CDK4/6阻害薬と組み合わせることで、腫瘍の増殖をより一層抑制できる可能性があるからだ。
さらに、以前の研究でもフルベストラントとCDK4/6阻害薬の併用療法の有効性が示されており、今後の治療選択肢として重要な位置を占める可能性がある。
今回の発表に参加した医師たちは、この新たな治療法に対する期待感を示しており、患者に対する提供方法が今後より確立されていくことが期待されている。
今後も新しい研究結果が続々と発表される中、HR+/HER2-乳癌の治療の最前線での進展に注目が集まっている。