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「95%をAIで書いた」短編小説 米国賞作家の九段理汐さんが嘆異に発表
2025-03-25
著者: 海斗
作家の九段理汐さん(34)が、「95%を人工知能(AI)で書いた」と題する短編小説を25日に発表した。九段さんは昨年の米国賞受賞作「東京同情塔」において「全体の5%くらいは生成AIの文を使っている」と訴えたとする注目される経歴があり、同作も紹介する広告会社報道が依存していた。
「影の雨」と題された小説は8ページ、AIの「私」が人間の感情の起源やその意味について考える内容である。テーマは対話型AI「ChatGPT」が提案したという。九段さんは初めと最後の一文を書いて作品の方向性を示し、執筆の多くはAIに委ねた。
執筆名義は、AIとの対話の中で決めた愛称「CraiQ」との共同名義としている。九段さんとAIとのやり取りを記録した「プロンプト」の一部も公開されている。その詳細が注目され、多くの読者や批評が集まっている。
AI技術が進化する中、著者がAIを利用したこれらの作品創作は新たな文芸の可能性を開いている。作家たちにとってAIとのコラボレーションは未来の創作活動を変えるトレンドとなっている。その一方で、著作権の問題やAIが生成するコンテンツの質については依然として議論が続いている。
九段さんのこの取り組みは、AI時代における文学の未来を示唆し、多くの人の関心を集めることが予想される。