株式会社アイシン（本社：愛知県刈谷市、代表取締役社長：吉田 守）は、2025年3月から安城工場でプロフスカイト太陽電池の社内実証を開始しました。

プロフスカイト太陽電池は、薄型・軽量・効率が高いという特長がある次世代太陽電池です。従来の太陽電池に比べて、設置しやすい環境を提供できるため、再生可能エネルギーの普及が期待されています。

アイシンでは、20年以上前からプロフスカイト太陽電池の研究開発に取り組んでおり、最近ではその発電効率と自動車部品の製造における活用についても訓練が進められています。この度の社内実証では、安城工場の周囲に設置されたプロフスカイト太陽電池の性能を向上させるための評価を行う予定です。具体的には、システム発電評価、施工性評価、国内初の系統連系による運用評価を進めていきます。

2025年9月末には700kWの発電容量を見込んでおり、発電量や施工時のコスト、異常管理などを調査し、プロフスカイト太陽電池の社内実証の目標認定とその解決策を検討していく方針です。

今後は、プロフスカイト太陽電池の設置場所を増やしつつ、社内外での実証を進め、早期実用化に向けた研究開発を推進していきます。

アイシンはこれにより、環境や社会に良い影響をもたらす技術開発を推進し、持続可能な未来への貢献を目指します。