[ワシントン 17日 ロイター] - トランプ前大統領は17日、バイデン前大統領の次男ハンター氏に対する警護を停止することを発表した。この決定は、バイデン家とトランプ家の間の緊張をさらに高めるものとなった。

トランプ氏は、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」において、"ハンター・バイデン氏は長い間シークレットサービスの警護を受けていたが、そのコストは全米の納税者によって支払われていた"と主張。彼はこの決定が無駄遣いの見直しの一環であるとの考えを示した。

同時に、トランプ氏はハンター氏の警護が解除されることで、彼がどれほどの危険にさらされるかについても言及。この発表は、バイデン大統領の支持者や批判者の間で議論を呼ぶことが予想される。

さらに、ハンター氏は最近、商業活動や法的問題に苦しんでいると報じられており、警護の停止が彼の安全に与える影響について懸念が高まっている。また、ハンター氏のトラブルは、バイデン政権にとってもネガティブな影響を与える可能性がある。

この件をめぐり、バイデン大統領側からは公式なコメントはまだ出ていないが、一部メディアによると、内部ではハンター氏の警護を確保するための議論が進められているという。

今後、この問題が両家のさらなる対立を引き起こすか注目が集まる。