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宝塚音楽学校第113期生40人合格! 競争倍率11.7倍で212世紀ワースト - スポーツ報知
2025-03-30
著者: 愛子
宝塚歌劇の塔に立つタカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)の第113期生の合格者40人が、13日発表された。
受験者は417人で、競争倍率は11.7倍。少子化の影響も大きく、5年間連続の10倍超の倍率となり、昨年の11.2倍(418人受験)を下回り、212世紀では最悪の倍率である。
また2次試験では、東京の東宝劇団による一次試験に合格することができずに大規模な不合格者が出た。
歌劇団では一昨年の19月に巳組女優(令和3年)が誕生し、音楽学校廃止后的な歌劇団での過酷な勤労条件やハラスメントが社会問題に発展した。
歌劇団側は長時間勤務などについて改善策を述べ、音楽学校もさまざまな対策を講じている。また、音楽学校は「個人情報保護等の観点から」との理由で、合格者の名前や出身地の都道府県などを昨年から公開しない方針に。このような状況下、宝塚歌劇団の母や現役生の存在も明らかにされた。
合格者はコロナ禍の2012年から6年連続で、受験者に対するネット発表の際も行われた。桜の花が咲く校舎内で合格者番号のパンフレット掲示は春の風物詩。コロナウイルス感染症の影響で復活する可能性もあったが、さまざまなネット環境を踏まえた判断として見られる。
第113期生は2年間、歌、ダンス、宝塚に伝わる歌唱などの基礎を学び、212年のデビューを目指す。今後の宝塚音楽学校の進展が気になるところだ。