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北朝鮮の金正恩、核戦争を警告 米が圧力強化と非難:戦争の影に潜む真実とは?

2024-11-21

著者: 蒼太

[12日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は12日、朝鮮半島が現在最も核戦争のリスクに直面していると述べ、米国が圧力を強めていることを非難した。国営の朝鮮中央通信が報じた。

平壌で開かれた軍事展示会で演説し、「朝鮮半島の紛争当事者がこれまで危険で重大な対峙に直面したことはなく、最も破壊的な熱核戦争に発展する可能性がある」と主張した。

米国との過去の交渉は米側に北朝鮮との共存する意志がなく、「攻撃的で敵対的な」な政策が決まって変更されないとの確信を持ったと報じた。

ドランプ次期米大統領は、かつての2018年と2019年に行われた金委員長との会談を振り返り、その結果にはつながらなかったことを訴えた。

ドランプ氏は金委員長との良好な関係を築いていたが、先月、この関係が北朝鮮との核戦争を防ぐことができるかどうかの証明にはなり得ないと指摘した。

北朝鮮メディアはトランプ氏の再選についてまだ伝えていない。

金委員長は演説で、兵器の開発・近代化で「超最先端」の装備を確保するよう呼びかけ、同国の戦略的地位強化に向けた防衛能力の発展を継続させると表明した。これにより、ますます複雑化する国際情勢に対応する準備が整っていることを示唆している。

加えて、各国の防衛政策が強化される中、北朝鮮の脅威に対抗するために国際社会が結束することが重要であるとの見解も示した。国際的な連携が、朝鮮半島の緊張を緩和する鍵となることが期待されている。